2008年5月23日金曜日

歩いた!


今日は記念すべき1日となりました。マウリッツが突然、1人で歩けるようになったのです。「おお!歩ける、歩ける!!」と自分で発見を面白がっている感じで、ヨタヨタしながらもかなりのスピードの4歩、5歩。すぐに前に倒れてしまいますが、またすぐに立ち上がり、何度も何度もトライしています。


1歳1ヶ月と3週間。だいたい平均的な歩き始めの年齢でしょうか。

これからますます目が離せなくなります。めでたい日なのでしょうが、母親としては複雑な気分……!


(歩行の動画撮影にはまだ成功していません…)


2008年5月10日土曜日

バスの誕生日



11日はハームの弟、バスの誕生日会で家族が集まりました。オランダでは大人も誕生日会を開いて祝うのが一般的です。お誕生日の本人が家族や友人を招いて、ケーキや飲み物をふるまいます。


バスはブリュッセルで大きな古い家を買い(税金の関係で、オランダより物件はずっと安い)、内装をリノベーションしました。以前、遊びに行ったときにはまだ家の改装が終わっていませんでしたが、今回はすっかり完成し、新しい家具、植物、絵画などが増えてとても居心地のいい空間が出来上がっていました。


ガラスばりのサンルームのドアは庭に向けて開け放たれています。白っぽい小石が敷き詰められた庭ではツツジやボタンがピンクの濃淡の花をつけ、大きなマグノリアの木が涼しい影を作ってくれています。この日は気持ちよく晴れ、皆で庭の木陰でケーキとコーヒーをいただきました。

2008年5月8日木曜日

水浴び




5月前半は26度以上の暑い日が続いたので、マウリッツはベランダで水浴びをしました。ビニールのプール買おうとHEMAに行ったら、すべて売り切れ。みんな考えることは一緒です。仕方がないので、赤ちゃん用の風呂桶を使いました。(その後、HEMAではプールやビーチ用の玩具がたくさん入荷。ビニールプールは20%オフで入手できました)

2008年5月6日火曜日

初めての散髪




大分暑くなってきたし髪ものびてきたので、散髪することにしました。子供の散髪はむ、む、むずかしいっ!長さをきちんとそろえることと、耳を切らないようにすることに精一杯で、かっこよく仕上げる余裕はありませんでした。できあがりはまるでフランシスコ・ザビエル。

2008年5月3日土曜日

うさちゃん

お友達の家では庭でうさぎを飼っています。逃げ回るうさちゃんにマウリッツは大喜び。


2008年5月2日金曜日

立ち上がる


ちょっとの間ですが、支えなしに立てるようになりました。歩き出すのは時間の問題。

アントワープ




ゴールデンウィーク真っ只中の日本と同じく、こちらも女王誕生日やらカトリック関連の祭日やらが連なって、今年は1週間ぐらいの連休になっている。今日は親子3人でベルギーのアントワープに行って来た。

まずはアントワープ大聖堂へ。ここにはルーベンスの「キリストの降架」がある。そう、「フランダーズの犬」でネロ少年と愛犬パトラッシュが凍死する場面に出てくる絵だ。この絵はとりわけ日本人観光客に人気が高く、行くたびに日本人らしき人たちがこの前で写真を撮っている。

「フランダースの犬」を書いたのはフランス-イギリス系の作家で、ホボーケンというベルギーの村が舞台になっている。日本人は皆、この悲しい話が大好きだが(私の友人で「フランダース」と言っただけで涙が出てくる友達もいる)、実は地元ベルギーやオランダでは誰も知らない。まあ、ネロ少年が村人にいじめ殺される話なのだから、地元で人気がないのは頷ける話だ。一説には「ネロ少年は15歳にもなりながら自活できなかったのか」という西洋らしい批判も不人気の背景になっているという。

しかし、日本人観光客から「フランダースの犬」ゆかりの地に関する質問が相次いだので、ホボーケンには1986年にネロ少年とパトラッシュの銅像が建てられたという。1986年といえば、日本経済がバブル絶頂期に向かって上昇気流にあった時期。たくさんキャッシュを落としていってくれる日本人観光客は一目置かねばならない存在だったのだろう。今となっては懐かしい時代である。

アントワープ大聖堂の後はカフェでベルギーワッフルを食べ、そのあとはショッピング街でアントワープ・モードを楽しんだ。明日、友人の結婚式に来ていくブラウスや地元のチョコレートを買って大いに満足した。アントワープはアイントホーフェンから車で1時間足らず。高速道路の整備具合などはオランダが勝るが、買物と外食の楽しさは断然ベルギーの勝利。もっと頻繁に訪れたいところだ。

2008年5月1日木曜日

ファッションイベント@アイントホーフェン





アイントホーフェンの最もイケてるショッピングセンター「フーベルギャラリー(Heuvelgalerie)」でファッションイベントが開催されている。その一環として、先週はオランダのイケてるメークアップ・アーティスト(Mari van de Ven)がファッション史上のイケてる人物を再現する…という企画があった。モデルになったのは抽選で選ばれたアイントホーフェン市民。なんと、ご近所のヤニーさんだった。マリー・アントワネットに扮装するとのことだったので、私はカメラを持ってマウリッツとともに馳せ参じた。

ショッピングセンター内に特設されたステージには背の高い椅子が据えられ、そこで公開メークアップが行われた。ヤニーさんはファンデーションとおしろいで、みるみるうちに白くなっていく。かなり明るいピンクの頬紅と赤い口紅が塗られると、雰囲気はかなりマリー・アントワネットに近づいてきた。

そしてヘアメイク。これでもかというほどヘアスプレイが撒き散らされ(ここでマウリッツは大きなくしゃみ)、メークアップ・アーティストが櫛を使って何やら細工を施すと、ヤニーさんの髪の毛はあれよあれよという間に天に向かってそそり立った。髪のサイドとバックはカールをつけてうまくまとめられ、ヤニーさんの首から上は18世紀が再現された。ヤニーさんは鏡を見て大喜びだ。

さて、これが日本でのイベントだったら、このあと首から下にも18世紀調のドレスを見に着け、プロのカメラマンに写真を取ってもらい、その後は更衣室で着替えてメークを落として終了といったところだろう。しかし、ここはオランダ。すべては大味だ。この企画は首から上に18世紀メークを施すところでおしまいだった。更衣室なんてきめ細かい配慮はなく、ヤニーさんは首から上だけマリー・アントワネットになったまま、普段着のままショッピングセンター内に放り出された。

もちろん、彼女はこれで大満足だし、イベントを見に来た家族や友人と大いに盛り上がっていた。私はこの後マウリッツと家に帰ったが、彼女はこの頭のまま自転車で家に帰ったらしい。このままヤニーさんの頭がずっと18世紀だったらどうしようかと思われるほど髪の毛は逆立っていたが、次の日ヤニーさんと会ったら髪の毛は元通りになっていた。私はほっと胸をなでおろした。