2009年9月29日火曜日

プレ幼稚園の保護者会

先週末までは晴れ、23-24度という非常に気持ちのいい秋日が続いていたのだが、今週からすっかり冷え込んできた。雨が降りそうで降らない灰色の空。いよいよモノクロの秋冬に突入か。

今晩はプレ幼稚園の保護者会の会合があった。この保護者会は先生2名とママ4名から成り、私もメンバーの1人に名を連ねている。今日は我が家を会場に提供したので、夜8時過ぎからぞろぞろと皆がやってきた。

今日の主な議題は「7月の遠足の反省点」と「秋の行事」だった。このプレ幼稚園は親同伴の遠足を年数回企画しているのだが、私とマー坊は7月の遠足には参加できなかったので、この議題についてはほとんど口を挟めず。「秋の行事」については、10月に近くの有機農場に遠足に行くことや、ハロウィーンのカボチャランプを皆で作ろう…という企画が持ち上がった。オランダにはハロウィーンの伝統がないが、ここにもアメリカ文化の影響はどんどん浸透している。

普段はプレ幼稚園の送り迎えでちらっとしか顔を合わせない面々。こうしてお茶を飲みながらゆっくり話し合えるのはなかなか愉しい。私は新入りメンバーなので、皆、私がどの子の母親なのか知らなかったようだが、「いつも大泣きしている子ですよ」と言ったら、「ああ!あの男の子ね!!」と、皆分かったようだった。マー坊は「大泣きする子」として有名になっている。

「うちでは靴を脱いでいただきます。どうか脱いだり履いたりがラクな靴を履いてきてください」とメールで前もって知らせてあったからか、今日は気温が低いにも関わらず素足とサンダルで来た人が多かった。スリッパもないので、2時間弱に及ぶ会合で、足が冷た~くなってしまったのではないかと思う。次回の会合は11月4日。次回はプレ幼稚園内で集まろうということになった。

↓先週末、ぽかぽかバルコニーで昼寝をするマー坊。


2009年9月28日月曜日

アイントホーフェン図書館
















図書館でミッフィー(オランダでは「ナインチェ」)の絵本が無料でもらえるという情報を得、早速行ってみた。児童書コーナーではブルーナさんの小さな作品展が開かれており、そこでうろうろしていたら職員の女性がやってきて、「はい、あなたの本よ!これは返さなくてもいいのよ!」とマー坊に絵本をくれた。本屋では6-7ユーロで売っている絵本。全国の2-5歳の子供を対象としているのだが、何とも太っ腹な企画である。

児童書コーナーでマー坊の「電車の本」を探した後、一通り図書館の中をぶらぶら。2階のカフェにも行ってみた。ここは先月リニューアルオープンしたばかりで、前よりスッキリした感じのデザインになっていた。大きなガラス窓の向こうにはフィリップス関連のビルや高層住宅が立ち並び、一瞬、大都会に来たような錯覚に陥る。子供がぬりえやパズルをするコーナーも設けられており、大人が雑誌や本を読みながらゆっくりできるよう工夫されている。早速ホットチョコレートでも飲もうと思ったら、あと10分(夕方5時)で閉店ということで、今回はあきらめた。


音楽コーナーも充実。いろいろなジャンルの楽譜やCDが豊富に取り揃えられている。ギターの楽譜は小さな別室に集められており、そこには机とイスとアコースティックギターが据えてあった。楽譜を見ながら実際にギターを弾いてみてもいいんだろうか?リスニングコーナーは家具や内装も近未来的で、キューブリックの映画を髣髴とさせる。一度、子供なしでゆっくり来たいものだ。

この図書館では、貸し出しも返却もすべてセルフサービスとなっており、自分で本とカードをスキャンし、コンピューターに読み込んでレシートを受け取ることになっている。図書館カードを作るには、年間の貸出し冊数に応じて年間10ユーロから48ユーロを支払わねばならない(15歳まではタダ)。CDやDVDを借りる場合は、1枚当たりさらに1-2ユーロを支払う仕組みとなっている。高い税金を払っているのに、図書館がタダでないのは納得できないが、ここの図書館だったらまあいいか、という気もしてくる。まだオランダ語の本をバンバン読める段階にないのだが、これから寒い冬もやってくることだし、もっと図書館を利用したいと思う。

2009年9月21日月曜日

はじめての別れ















以前、近所に住んでいたドイツ人ファミリーがドイツに引っ越してしまってから早2ヶ月。意外にも早く再会の日がやってきた。ご主人のアレキサンダー氏がオランダに出張に来たついでに、一家4人で家に遊びに来たのだ。4歳の女の子と2歳の男の子がいるファミリーで、彼らが滞在した3泊4日、家はとても賑やかになった。

子供たちが夜ちゃんと寝てくれるかどうか、潔癖症のハームの機嫌が悪くならないかどうか……など、彼らが来る前はいろいろと気を揉んだのだが、子供たちは思ったよりお行儀が良かったし、ハームも愛想はないもののあからさまに機嫌の悪い様子を見せたりはしなかったので、私もこの4日間、忙しいながらもとても楽しいひと時を過ごした。

いちばん楽しんでいたのはもちろん子供たちだ。近所のほかの子供たちも誘って、皆でりんご狩りを楽しんだり、農場を見に行ったり……いいお天気に恵まれて最高にヘゼリグな週末だった。マウリッツはお友達が泊まりに来るという初めての経験をして、心なしかまた少し成長したように見えた。

そして日曜日。4歳の女の子ソニアは、もう別れが何を意味するのかを知っており、車に乗り込む前から目を真っ赤に腫らして泣いていた。ほかの小さい子供たちは、一家を乗せた小さなプジョーがクラクションを鳴らしながら行ってしまうのを「バイバーイ!」といいながらあっけらかんと見送った。

皆が帰った後の家は、しーんと静まり返っている。私が何気なくピアノをぽろんぽろんと弾いていると、マウリッツはそれをソファーの上で静かに聴いていた。しばらくして私がマウリッツの方を見ると、随分としんみりして泣きそうな顔になっている。「マウちゃん、どうしたの~?」と聞くと、いきなり「わ~ん」と泣き出した。どうやら、静かな家に帰ってきてから、寂しさがこみ上げてきたらしい。初めて経験する友達のお泊り。そして別れの寂しさ。2歳の子供には分からないだろうと思っていたのだが、ちゃんと分かっていたのだ。楽しいこと、辛いこと、これからたくさん経験して大人になっていく。

2009年9月14日月曜日

新しい動き

2009年9月12日土曜日

オランダ一長い階段




今日はハーム母の誕生日を祝うため、また南部リンブルグ地方へ。ここで、「オランダ一長い階段」に上りました。といっても、頂上までは450段、高さは225メートルで、何千段もある日本の神社・仏閣の長い階段と比べると屁みたいなもの。2歳のマウリッツも軽々と頂上まで上っていました。

2009年9月10日木曜日

ひさびさのプレ幼稚園







う~む、母親としてはちょっと見たくない光景を見てしまった…。昨日は夏休明けで、マー坊2ヶ月ぶりのプレ幼稚園。ハームが連れて行ったのだが、別れ際には大泣きし、先生が2人がかりで抑えなければならないほど暴れたという。

そして3時間後に私が迎えに行ったところ、窓から盗み見たのがこの光景。皆が輪になって楽しそうに歌を歌ったりゲームをしたりしているのに、マー坊は一人離れたところにポツンと座り、泣きはらした顔で外を見たり、鼻クソをほじったり……。ときどき悲しさがこみ上げてくるのか、今にも泣きそうな顔をしたりもしていた。

時間が来て先生がドアを開けると、マー坊は真っ先に飛び出してきた。私の姿を見て、また号泣。「ここを一刻も早く出たい」とばかりに、私の手を引っ張って外に行こうとする。先生と少し話をしたところ、ハームが去った後、10秒後には泣きやみ、しばらくは庭で他の子供たちと機嫌よく遊んでいたのだが、部屋の中に入るのを非常に嫌がったという。

それにしても先生は1人だけでなく、アシスタントが2人も3人もいるのに、どうしてそのうちの1人でもマー坊の傍らに座ってくれなかったのだろうか。久しぶりの登園だったので、マー坊が慣れるまでこちらももう少し様子を見なくてはならないのだが、先生たちにもちょっと工夫が足りないのではないかという気がしている。ここは家から徒歩10分ととても近いので選んだのだが、この状態が何週間も続くようなら、ほかのプレ幼稚園も検討しなくてはならない。