2012年1月27日金曜日

サバイバル!水泳教室

オランダの小学校にはプールがありません。学校では水泳を教えないからです。


それではどこで水泳を学ぶのかというと、それは各家庭に任されていて、ほとんどの子供が市民プールやスポーツクラブで開かれている有料のスイミングスクールに通います。

特に義務付けられているわけではないようですが、ほとんどの小学生がある一定レベルのディプロマ(証書)を得るまでレッスンに通います。オランダは海抜以下の土地が国土の4分の1を占めているし、街の至るところ運河だらけ。もしもの時に備えて、やはり泳げるようにしておかないと……というのが国民的危機意識のようです。


面白いのは、オランダの水泳教室では「服を着たまま泳ぐ」練習があるという点です。初めは「半そで、半ズボン」といった軽装で、レベルが上がるに従って「長袖、長ズボン、靴着用」「冬のジャケット着用」などと条件が厳しくなるとのこと。確かに、近所の運河に落っこちた場合は水着を着ているわけではないので、この練習はとても実用的です。いろんな意味で、とてもオランダ的なレッスンなのです。
↑「服のままレッスン」を受けるため、服のままプールサイドで待機する子供達。


さて、マー坊も先日アイントホーフェン工科大学(TU/e)付属のスポーツクラブで開かれている水泳教室を試してみました。しかし、思ったよりプールが深くて(子供の腰ぐらいですが…)怖かったらしく、マー坊は始終泣きっぱなし。他の子供たちが水の中で元気に遊ぶ中、マー坊だけプールサイドにしがみついてベソをかいていました(↓写真中央奥。先生に励まされている)。つなぎの水着を着て張り切っていたんだけどなあ……。仕方がないので、もう少し大きくなるまでレッスンを延期することに決めました。



お試しレッスンの時には、父兄もプールサイドで見学することができます↓



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