カーニバル＠アイントホーフェン

カトリック色の強いオランダ南部では、この時期、カーニバルのパレードが催される。このイケてない街、アイントホーフェンでも土曜日はカーニバルで大いに盛り上がった。（オランダ中部のユトレヒトでもこのパレードはあったのだが、しょぼい上に観客も少なかった）

パレードでは有志グループが様々な格好に扮装し、ダンスやパフォーマンスを披露する。ものすごく時間をかけて作ったと思われる山車もたくさん見られた。それにしても、これらの山車、何で揃いもそろってこんなに怖いのだろうか。

踊る阿呆もいれば、見る阿呆もいる。この日は老若男女が思い思いの格好で道を闊歩する。かなり気合の入った阿呆もいる。この日のために生きているアイントホーフェナーがいるといっても過言ではないだそう。

下の男性は、我々の傍らで一人、ひっそりとパレードを見に来ていた。全身ゾウの着ぐるみを着て。こんな風にひっそりと阿呆に参加する方法もある。私はひそかに、この日の阿呆大賞を彼に差し上げた。

この日はこの冬一番か二番か三番の冷え込み様で、訳も分からず駆り出されたマウリッツはちょっと迷惑そうだった。今回、初めてアイントホーフェンのアホさ加減を体験した私は、来年こそ自分も阿呆になろうと心を決めた。