2008年12月27日土曜日

クリスマス















こちらのクリスマスは日本のお正月のような位置づけにあり、一家が集まる大切な日となっている。特にクリスマス1日目の12月25日に誰の家で過ごすか――つまり、夫の両親の家なのか、妻の両親の家なのか――というのは重要な問題で、時には家族の平和を揺るがすほどの大問題に発展することもあるようだ。


我々についてはこのことについては問題になりようがなく、毎年24日の夕方にハーム両親の家に皆が集まり、1泊して25日もディナーまで一緒に過ごすのが恒例となっている。しかし、今年はハーム母が11月末に足の手術をした関係で、25日の午後から夜にかけて一緒に過ごすにとどまった。













ハーム母は手術後3カ月間は松葉杖。両手を自由に使えない状態なので、服を着替えたりお風呂に入ったりするのも、すべてハーム父に手伝ってもらわねばならない。人に依存しなければ何もできない状態はとてもストレスになるとみられ、いつもチャキチャキしている人だけにとても気の毒だった。


そして、もっと気の毒だったのはハーム父。毎日の炊事、洗濯、掃除をすべて一人でこなさなければならない上、大きな赤ん坊を抱えているような生活で、さすがに顔に疲労の色が出ていた。それでも、オランダのこの地方の人が冬によく食べるという野うさぎを2日前から調味料に漬け込み、前日に2時間かけて料理してくれた。ウサギや鹿などの野生動物の肉を私はあまり美味しいとは思わないのだが、彼が料理してくれるものは特別だ。ただし、1年に1回で十分。









ハームの弟夫婦は、キプロス島にバカンスに行ってしまい、今回は来なかった。そして、ハームの妹一家は、ある争いがきっかけで、このところ家族の集まりには来なくなっている。そんなわけで、今年は年老いたハーム両親と我々親子だけのちょっと寂しいクリスマスだった。










しかし、そんなクリスマスを明るくしてくれたのは我が家のスター、マウリッツ。皆からたくさんプレゼントをもらい、ちやほやされて、大興奮の一日だった。夜も興奮冷めやらず、夜中に「タンガー!(マー坊語で「風船・ボール」のこと)」と寝言を言っていた。

1 件のコメント:

びーん さんのコメント...

Pindaさんの所もかなりダッチだったのね 笑
赤キャベツ、マッシュポテトにお肉(肉汁付き)
オランダで突撃となりの晩御飯とかやってもあまり面白くないだろうね。
みんな同じの食べてたりで逆に笑えるか?
ケーキも美味しそう。
やっぱり私たちはショートケーキ好きよね。奥が深いけど。

マウちゃんもいい車もらってポリスカーでびゅんびゅんお家を走り回るだろうね。うちのチビも家の中暴走族やってます。
来年もまたよろしくね!!
良いお年を~