2012年6月26日火曜日

学校の棚掃除

「そろそろ夏休みも近づいているので、学校の棚掃除をしたいと思います。どなたか手伝ってくださる方はいませんか」ある日、担任のリンダ先生からクラスの父兄に全員メールが送られてきました。私はK太郎同伴で行かねばならないのでちょっと躊躇していたのですが、先生に聞いたら「弟さんも連れてきて構いません」という答えが帰って来たので、火曜日の朝にお手伝いすることになりました。

蓋を開けてみたら、クラスの父兄でリンダ先生のメールに応えたのは私のみ。他の学校イベントなどでは皆さん協力的なのに、お掃除は嫌なのかなあ……。結局、火曜日は朝8時半から10時半ぐらいまで、先生のアシスタントのトンと2人で手分けして、棚掃除に取り組むことになりました。教室には壁に沿って棚が全部で10架もあり、中にはモンテッソーリ式の教材がたくさん並んでいます。木の教材が多いので、ほとんどが乾いた布で埃を落とす程度なのですが、結構細かいものも多いため、思ったよりも手間のかかる作業でした。


 それでも、普段見慣れないモンテッソーリの教材を具に見ることができたのは、なかなか楽しい経験でもありました。卵型、円錐、角錐などの形をしたオブジェや、ヤスリのような手触りの数字が書き込まれた木のカードなど、モンテッソーリ式の教材は素朴な素材で作られていて、形や色がとてもきれいです。掃除をしながら、思わず写真を撮ってしまいました。



同伴したK太郎は、いつものことながら、たちまちクラスの女の子の大人気。ベビーカーはたちまち女子に囲まれてしまいました。この中でネヴィアナという黒人の女の子が特にK太郎のことが好きで、頬擦りしたり、頭を撫ぜたり、ものすごく可愛がってくれます。しかし、K太郎はこの子があまり好きではないみたいで、彼女が近づくと大泣き。ネヴィアナには強く「やめて!」と言えないし、非常に困った状況です。

K太郎は泣きながら私にまとわり付いてきて、初めのうちは棚掃除も困難を極めたのですが、しばらくするとK太郎も学校の環境やお兄さんお姉さん達に慣れてきて、皆と一緒に遊び始めたので、私は掃除に集中することができました。

掃除が終わった棚は、夏休み中に埃をかぶらないように、黒いビニールシートでカバーをします。こうなると中の教材は使えないので、夏休みまでのあと数日間、子供達は家にあるオモチャを学校に持参してもいいことになっています。昨年はマー坊が入学して間もない頃だったので、「どうして夏休み前に自宅のオモチャを持って行くのだろう?」と不思議に思っていましたが、1年経つと学校のいろんなシステムが分かってくるものです。

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