2009年7月4日土曜日

サンミゲルでビバノンロック

大西洋のど真ん中、アゾレス諸島の一角をなすサンミゲル島に行ってきました。ここはポルトガル領。島中ビュースポットだらけの美しいところです。道路脇の傾斜地には青や白のあじさいがたくさん咲いています。火山が連なってできたような島なので、いたるところに温泉もあります。が、入れる温泉は今のところ数カ所しかなく、ほかはボコボコと泡が不気味に吹き上がる熱湯です。
















入れる温泉はフルナスという街の公園内にありました。しかし、それは温泉というより、汚い池!お湯は黄土色に濁り、池を縁取る石には、何やら黄色くぬめぬめしたものが付いています。池の底面は全く見えず、何だかワニがいそうな雰囲気です。日本の温泉とかなり風情が違うので、入ろうかどうか一瞬躊躇しましたが、ここで引き下がっては日本人の温泉魂が廃るというものです。思い切って入ってみました。










お湯の温度は40度ぐらい。入る前は気持ち悪かったものの、肩まで浸かってみると意外に気持ちいい!!ただ、水深150CMで、足が底に届かなかったので立ち泳ぎをする形になりました。マー坊は母親が変な池にずんずん入っていってしまったので、岸辺で泣きそうな顔をしています。私のほかにはポルトガル人の若い男女が1組だけ温泉につかっていました。


落ち着かないので、早々に温泉から上がり、野外シャワーで水着のまま身体を洗いました。外の気温は20度前後。シャワーは冷水で、私は修行僧のような気分になりましたが、あの「うんこ色」のお湯を洗い流したくて、必死のパッチでシャワーを浴びました。せっかく温泉で身体が温まったのに、これで温泉効果がすべて消えてしまいました。

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